愛とか恋とか、そういうんじゃないけど好き

A.B.C-ZとSnowManが好きな人が書いています

ものまねグランプリをみて泣いた日

こんにちは、こんばんは。

 

5月19日放送のものまねグランプリにA.B.C-Z 河合郁人さんが出演しました。

わたしのオタク人生の中で1番長くみてきたひとの目標が、ひとつ叶った日になりました。

 

河合くんが少クラで「フミキュンのモノマネ100連発」を披露した回のことはとても鮮明に覚えています。

 

ジャニーズが好きで、かっこ良くなりたくて、憧れの先輩達のように王道かっこいいを目指してきて、でも、方向性を変えて。

たくさんのライバルがいる中で自分の武器としてモノマネを選んで、披露した回。

 

そしてなにより、わたしが河合くんの個人名を認識した回。

小学生だったわたしに、モノマネをするジャニーズというのはとても面白く映りました。だからこそあの日あそこでモノマネをした「フミキュン」を覚えたんだと思います。

 

あの日から、10年では足りないくらい月日が流れました。小学生だった私は結婚したし、ジャニーズJr.だった河合くんはデビュー組になりました。すごくすごくたくさんのことがあった時間が過ぎました。

 

河合くん自身がその人のことをちゃんと好きだから。愛を持ってモノマネをするから。どの先輩の前で披露しても、先輩たちは絶対に笑ってくれたこと。

 

地上波に出るたびに、すべっても伝わらなくてもとにかくずっとモノマネをやり続けたこと。

 

それらが実って、2015年のカウコンのペア投票3位に食い込んだ時はまるで自分のことのように嬉しかったです。わたしはとにかく嬉しくて大泣きして、一緒に見ていたお友達に笑われました。

 

テレビ中継が入っている大舞台で、たくさんのグループとたくさんのグループのファンが入り乱れるドームで、河合くんが自分の武器として1番やり続けてきた「松潤のwish」を松本潤さんと踊れたことは、本当に大きな出来事でした。

 

あの日の松本さんは明らかに「河合くんのモノマネ」に寄せた踊り方をしてくれていました。より伝わりやすくするために、オーバー気味に踊る河合くんに合わせて、松本さん自身がオーバーに踊ってくれました。ツイッター上で大変評判を呼んだその数分は、わたしにとって夢を見ているようでした。

 

それが、5年前。

 

まさかあのカウコンから5年後に、本家本元のモノマネ番組に河合くんが呼ばれる日が来るなんて思っても見ませんでした。

 

モノマネ番組って、本気でそれを職にしてる人もたくさん出るじゃないですか。だから正直、すごく怖かったです。河合くんのモノマネがどこまで通じるものなのか、ハッキリするんだって。

 

わたしはジャニヲタだから、ジャニーズモノマネはすごく楽しいけど、これは一般受けするのだろうか?伝わるのだろうか?って怖くて怖くて。地上波でモノマネをやって微妙な空気になったこともたくさんあるし、本人ももうそれで凹んだりしてないけれど、それとモノマネ番組に出て結果が付くのとでは正直全く違うよなあ、なんて。

 

放送終了後からすれば、全く要らない心配をしていました。

 

番組のトップバッターとして、最初にモノマネを披露したのはジャニーズ芸人の「ジャガーズ」さんでした。

 

すごく楽しそうに笑う河合くんが何回も抜かれて、私はその度に泣きそうになっていました。だって、出たかった番組に参加しているということをすごく純粋に楽しんでいる様に見えたからです。笑いジワを作って口を大きく開けて、心底楽しそうに体を揺らしている河合くんを見れていることがとても幸せでした。

 

そのあとも、何回も何回も話を振ってくれたり他の方のモノマネを見て笑っているところが映って「楽しそうな雰囲気」でカメラを呼んでしまうあの感じがなんとも河合くんらしいと感じていました。

 

河合くんはCMでもSNS用の画像でもかなり大きく扱ってもらっていたこともあり、予選は最終グループでのモノマネ披露でした。正直、緊張しすぎて記憶が曖昧なのですが、ものすごい勢いで緊張しているツイートを繰り返していました。

 

予選で披露したのは河合くん的にはど定番のラインナップ。河合くんがモノマネをするたびに手を叩いてくれる審査員さんや、結果待ちの芸人さんたちの姿に安堵しました。なにより嬉しかったのは、たぶん審査員さんのどなたかが仰った「なんかわかる〜」という声。

 

それってつまり、ジャニーズに詳しくない人にも「なんかわかる」ってモノマネが伝わったということ!?えっすごい!!と一人で興奮しました。嬉しかった。まるで自分が認められたかのような、そんな錯覚じみた気持ちにすらなりました。

 

でもやっぱり、結果発表は怖かったです。今日この番組は楽しい特技披露という訳ではないから、私が知りうる限り初めて、河合くんのモノマネに点数がつくのです。ジャニオタがするようなジャッジにはならないから、きっと予選で終わりだろうと思っていました。

 

結果発表の時、びっくりしすぎてiPhoneがすっ飛びました。だって、全体の2位通過で決勝に進むなんて。びっくりして、心臓がヒュッてなりました。

 

私が、というか。えび担が、ジャニオタが、ずっと見てきた河合くんのモノマネはいつのまにかすごく評価されるものになってらしい、なんて興奮と感動と戸惑いとが混ざった様な気持ちでした。

 

普段、渡辺翔太くんにはこの時の様に感情むき出しで沸いたりはあまりしないのでお友達の数人から「意外だった」と言われました。私も、自分の気持ちが今この段階でこんなに河合くんに持っていかれるとは思っていませんでした。ただやっぱり8年もの間「大好き」だった存在はそう簡単にただの思い出にはならないんだな、と思いました(笑)

 

決勝のモノマネ披露は予選の時よりは緊張しませんでした。ただ、決勝までの時間に「決勝で何やるんだ?」って披露するネタに不安になったり予想したりと違うそわそわはありました。だって、明らかに十八番は予選で披露していましたから。河合くん自身にも「なによりも予選突破」という気持ちだったんじゃないのかなと思います。私河合くんじゃないけど。

 

そしてなんとなく「木村拓哉さんの歌モノマネはやりそう」という気がしていました。これ、結構似てるんですよ。

 

そしたら、やっぱり木村さんのモノマネも入っていました。しかも、上手いなと思ったのは「予選でやった」松潤のwishに「キムタクの歌モノマネ」を乗せるという方法を取ったこと。

 

審査員さんたちも視聴者も一回見ているもののテイストを変えることで、印象に残るし面白かったですよね。贔屓目でしょうか(笑)

 

結果発表を待っている時、首に手を回して耳の後ろを触るところが映っていました。それは、私の中では「河合くんが本当に緊張している時にやる仕草」だったので、一気に心臓が痛くなりました。正直、もう何位でもいいという気持ちでした。だって、ここまで来れたのだって物凄いことだから。

 

そして結果は2位。人間本当に驚くと体が震えるんですね。その瞬間は、うまくツイートできませんでした。すごかった。本当に、すごかった。

 

A.B.C-Zの5人は「快進撃」とは少し違う進み方をします。それは、もう、本当に、肌身を持って感じてきました。でも「1日1歩半、3日で4歩半」「3歩下がっても進んだ1歩半」でひたすらに歩いてきました。

これ、1日1歩、じゃなくて、1歩半なところがすごく「A.B.C-Zらしい」んです。にじみ出るハングリー精神の表れっぽくて大好きです。少し大げさかもしれないけれど、河合くん個人のお仕事では、今日の活躍は間違いなく快進撃でした。でもそれは、この日まで積み重ねてきた1歩半の塊というか、集合というか。それまでの1歩半があってこそ、今日の快進撃に繋がったんじゃないかなって思うんです。

 

ずっとずっとやり続けたからこそ、その先にものまねグランプリへの出演があった。そして、2位と言う結果がついた。ずっとずっとやり続けてきたことで「ジャニーズで初めて」になった。こんなにかっこいいことありますか?今の私にはこれ以上かっこいい結果の出し方は思いつきません。

 

 

河合郁人さん、改めて。

ものまねグランプリ出演おめでとう。総合2位おめでとう。そして、すごく素敵な時間を、気持ちを、ありがとう。続けることの凄さを、諦めないことの意義を、その姿で示してくれてありがとう。